M:I-2![]() トム・クルーズの、トム・クルーズによる、トム・クルーズの為の映画。 それがこの「M:I-2」です。 全編これこんなにカッコいい俺を見てくれ状態ですが、ご本人がお金出して プロデュースしているので私ごときが文句を言う筋合いではございませんw 作品としてみれば、「ミッション・インポッシブル」の名を冠するのは どうかと思いますが、単純に娯楽作品として割り切れば、充分楽しめる 佳作だと思います。 それにしても、トム・クルーズの作品作りに対する姿勢は素晴らしいと思います。 そのベクトルが「360度カッコいいトム・クルーズをどう見せるか」 の一点に絞られている潔さ。 口は出すがカネも出す。一歩間違えば俳優ひとりの壮大なオナニーショーと 化すところが、きっちりビジネスとしても成功しているのだから大したものです。 このあたり、和製トム・クルーズを自認している節がある勘違い野郎の○田○二 にも是非見習ってほしいものです。 数々の主演作をいちいち列挙するまでもなく、幅広く色んな役柄に挑戦し続けるのも、 常に次回作の期待を感じさせてくれます。 このあたり、何をやっても同じキャラクターしか演じる事の出来ない 木○拓○には大いに見習ってほしいものです。 良くも悪くも、現代におけるスーパースターのひとりであることは間違いなく、 圧倒的な存在感とサービス精神は他に真似する事が出来ないものと 断言していいと思います。 お気に入りのシーンは何と言ってもオープニング。フリークライミングに興じる イーサン・ハントこと我らがトム・クルーズ。 目も眩む断崖絶壁を登りきったタイミングを見計らったように どこからともなく現れるヘリコプター。中からバズーカ砲を構えた男が イーサン・ハント目掛けてロケット弾を発射!が、ロケット弾は地面に命中、 煙立ち込めるロケット弾からはサングラスがせり出す。 サングラスは、本部からの指令であった。 正体不明の“キメラ”と呼ばれる物体を奪還すること、その際、国際指名手配の 女泥棒、ナイア・ホールと組むこと、が指令の内容。 「~当局は一切関知しない・・・」というお馴染みのセリフ。 さらに「バカンスに行く時は居所を明らかにするように」というセリフに対し、 我らがトム・クルーズは「居所を教えたらバカンスにならない」 と言い放つと同時にサングラスを画面に向かって投げ捨て、 爆発と共に例のテーマソングとともにタイトルが流れる・・・ やけに詳しく書いてみましたが、この作品の「ミッションインポッシブル(スパイ大作戦)」 らしき部分ってこの場面のセリフと音楽だけ何ですよねw あとはひたすらカッコいいトム・クルーズ様が画面狭しと大活躍! アクションシーンではジョン・ウー監督らしさも垣間見えますが 刺身のツマ程度のもんです。 最後はみんなハッピーで終了!見終わった後はあんなこんなトム・クルーズしか 記憶に残らない。 シナリオが破綻しているとか、「こんなのミッション・インポッシブルじゃない!」 とかの的外れな批判をしている輩にはあえて言わせてもらおう。 「そんなものを期待して見たお前が悪い」と・・・。 |